サイナスリフト
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みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の加藤です。
今回はインプラント手術についてです。
※みなとみらい院にて新横浜院の患者様のオペ(執刀医:花澤院長)
今回の手術内容は右上のインプラント埋入とサイナスリフトになります。
サイナスリフトとは、
インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さが上顎骨にない場合に、
小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨増生を行う方法です。
骨の厚みが8mm未満の場合や、多くの骨を補わなくてはいけない場合に適応します。
患者さんには静脈内鎮静法と呼ばれる麻酔を行い、眠っている間に局所麻酔を行い施術を行っていきます。
インプラント(フィクスチャー)を埋入する部分の頬側の歯肉を切開し、
露出した骨に穴を開けて窓を作ります。
このとき、上顎洞を覆うシュナイダー膜を傷付けないように、
歯肉などの軟組織へのダメージを軽減して骨を切ります。
上顎骨とシュナイダー膜を剥離し、骨補填材を入れるスペースを作ります。
できた場所に必要な分だけ骨補填材を充填、インプラントを埋入し、
上顎骨に作った窓をふさいで、剥離した歯肉を戻し縫合します。
今回の手術は血管が近くにあり、難易度がとても高いケースでした。
私がCT画像を見てもどこに血管があるのか分からなかったのですが、施術後院長先生から血管の位置を教えてもらいました。
before
after
難易度が高い手術ケースでも当院では行えます。
手術の難易度が高くインプラント治療ができないと悩まれている場合は一度、ご相談ください。
歯科衛生士 加藤