抜歯後のお薬について
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皆さんこんにちは!
今回は抜歯した後に入れる補填剤と呼ばれるお薬についてお話しします。
抜歯したところ(抜歯窩)は歯肉や骨のトップの位置が下がる、骨幅がやせてしまうなどの組織の変化がみられます。
理想的な治癒変化として、骨のトップの位置を下げない、骨幅をキープさせてあげるのが理想的です
そのための手段として抜歯窩に補填剤を入れてあげることが大切になります!
当院の補填剤は種類が3種類あります。
1つ目はスポンゼルと呼ばれるお薬で、ゼラチンでできているお薬です。
こちらのお薬は組織的なアプローチはありませんが、止血効果があるもので絆創膏と同じような役割をしてくれるお薬です
2つ目はテルプラグと呼ばれるお薬で、コラーゲンでできてるスポンジ状のお薬です。
こちらは歯肉に近い成分でできているため歯肉の治癒、歯肉の再生をしてくれるお薬になります
3つ目はボナークと呼ばれるお薬でコラーゲン使用の人工骨です。
骨と同じ素材の補填剤のため新生骨の形成を誘導してくれるものになり、骨の再生効果が最も高い補填剤になります
どのお薬も体に馴染むものになるので取り出す必要はありません!
補填剤を選ぶ際の参考になれば幸いです。
何か分からないことがあれば、お気軽にご相談下さい。
歯科衛生士 川﨑