WSDの治療
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こんにちは!歯科医師の津川です。
今回はWSDについてご紹介させていただきます。
WSDとは、wedge-shaped defect の略で、“くさび状欠損”といい、
矢印で示したように歯の根元に生じます。
WSDは、過剰な咬合力や、過度のブラッシングによって引き起こされます。
悪化すると知覚過敏や、虫歯の原因になってしまいます。
歯ぎしりや噛み締め癖、力をいれて歯磨きをしている方は要注意です!
WSDの治療法は、虫歯を削ったときに樹脂の材料で修復する治療法と同じです。
ただし、一般的な保険適用の修復材料では天然の歯と色が合わないことや、汚れがつきやすいという欠点があります。
そこでグラディアダイレクト(保険適用外)という材料を使って修復した症例をご紹介します。
グラディアダイレクトは、複数の色を組み合わせて個々の歯に調和した色を表現できるのが強みで、
強度もあり、汚れもつきにくい材料です。
WSDで知覚過敏の症状がでていてお困りの方や、以前に虫歯治療で詰めた材料の色でお悩みの方はぜひお気軽に御相談ください。
歯科医師 津川